半減期が長く持続性が高いメインテート

メインテートは、高血圧や狭心症、不整脈などの治療薬です。
交感神経のβ1受容体のみを選択的に阻害しますので、呼吸機能を低下させることなく、心臓の働きだけを抑制することが可能です。
心臓の拍動が活発になれば、大量の血液が心臓を出入りすることになります。
たくさんの血液が心臓から押し出されれば血管の負荷が高くなりますので、当然のことながら血圧が高くなります。
また、冠状動脈が狭窄している人の場合ですと、心臓をたくさん動かすための栄養が十分に行き渡らないことになりますので、締め付けられるような痛みが生じます。
でも、β1受容体を阻害すれば、心臓の働きを抑制させ、それらの症状を回避できるようになるのです。

 従来、心不全患者へのメインテートの投与は忌避すべきだと言われてきましたが、近年、慢性心不全の患者であれば、メインテートの投与によって延命効果を期待できることがわかってきました。
もちろん、豊富な経験を有する医師の監視の元で慎重に投与される必要がありますが、メインテートを使用した治療の幅が広がりつつあります。

 このメインテートは水溶性ですので、最終的には成分のほとんどが体外に尿として排出されることになります。
ただし、薬効の持続性が非常に長いことで知られています。
半減期というのは、薬の成分の血中濃度が最高時の半分になるまでにかかる時間という意味ですが、メインテート 半減期は5mgで8.6±0.3時間だという報告があります。
もう少し詳細に見ていくと、服用後だいたい3時間程度で最高血中濃度に達し、その後なだらかなカーブを描きつつ、血中濃度が低下していきます。
ほぼ完全に代謝・排泄されるまでに72時間以上かかるというデータもありますので、長い持続性を期待することができます。

▼参考にさせていただきました▼
ノルバスク:成分アムロジピン│OD錠・副作用・高血圧への作用

▼他の高血圧薬▼
アダラート